2003年10月25日 軽井沢奇行
 参加メンバー:八さん、ミドリさん、Katsumiさん、ちーちゃん、たうぼう、ゆきちゃん


去る10月25日朝4時たうぼう亭に集合し、Katsumi号に自転車3台積み込み、
 ミドリ号に4人乗車し、軽井沢に向けて出発しました

道の駅おかべまでは、裏道番長八さんによる先導です。
 八さんは何とも奇抜な裏道を使う事で有名ですが、今日もバッチリです。

取り敢えず道の駅おかべで小休止と言うかトイレタイム。

 Katsumi氏はココで1回目の個室引き篭もりです。

全員トイレを済ませると早速出発です。
ココからはKatsumi号が先導です。
17号だの18号だのを通ってひたすら下道で軽井沢を目指します。


さぁココから碓氷峠です。通れないことが多いらしい旧道が今日は通れる様です、
さぁガンガン行きましょう♪
旧道からの眺めはとても良く、助手席の私はとってもラッキーでした
車もそんなに居ない道です。遅い車はバンバン追い越したかどうかは定かではございませんが
ココは一本道、後ろの車の事など忘れて行ってしまいましょう。
そんなこんなで旧道を登りきり、道路脇の駐車場で後続のハチさんを待とうと思ったのですが、
物の数秒で到着です(汗)一体どんな運転をしてきたのでしょうか・・・

と言う訳でそのまま走り出し、コンビニの駐車場で一休み。
ゆきちゃんに「紅葉が綺麗だったでしょ〜?」と聞くと、
「それ所じゃなかった。めまいが・・・」だと(-_-;)
やはりハチさん恐るべしです。


取り敢えずこの後どうしましょ?と言う話になり、
予定通り男子はサイクル野郎、女子はお買い物と言う事になり、
取り敢えず挨拶を兼ねてペンションに向かいました。

ペンションに到着し、部屋の確認をするとコテージに空きが出たと言う事で
急遽個室からコテージに変更しました。
このコテージとっても良い感じでして、いやはやナイスタイミングでした。

さて、車とサイクルに別れてそれぞれの一日が始まります。


サイクルに乗り込んだ3人は一路さっき通った旧道へ向かいます。

7Km程ですので、問題なく到着です。

しかしココからが問題・・・今回の目的は廃線になった線路を下ると言う事なのですが、
どこから入ったらいいのやら???出来れば最初から線路の上を走りたい所ですが、
入れそうな所はどこも人目に付きます。
この絶壁を下りれば・・・とか色々案は有りますが、余り現実的じゃ有りません。

取り敢えず入れそうな所までさっきの旧道を走ります。

暫く走ると何やら脇道が・・・

とてもじゃないけど自転車に乗ってられないような急な下り坂を下りて行きます。
これで行き止まりだったら登れないだろうなぁ・・・なんて思いつつ下ります・・・
すると・・・草むらの影に線路が!しかも自転車も通れます。
しかし行く手を阻む2M位の草がボウボウです。
すぐさまカツミさんが持っていたサバイバルナイフで切り刻み、通路を確保しわれ先にと線路へ!
続いて私とハチさんも続きます。

何となくココまで来ただけでも達成感が有りますね〜何か清々しい気分です。

この時はこの後に訪れる苦難など考えても居なかったのでしょうね・・・何やってんだか・・・


と言う事で出発です。

当たり前の話ですが、砂利道です。しかも凹凸が激しく、乗ってるだけで股間に筋肉が付きそうです。

更にちょっと油断するとハンドルを持って行かれるので、腕もキツイです。
トンネル内は勿論真っ暗しかも坂道・・・私は何度も嫌になりかけました。


途中熊の平と言う駅で軽く昼食をとりますが、

ハチさんの持っているオニギリは2つ・・・
勿論公平にジャンケンです・・・・1回で勝負がつきました。
負けたのは・・・・(汗)
ハチさん荷物軽くなって良かったね〜と言う事でした

取り敢えず1人を除いてはお腹一杯になったので出発です。
ココから更に険しい道へ入っていきます・・・・
こんな感じで草が生い茂った道を進んでいきます。

普段人が入らないと思われる場所なので見た事無い草だらけです

ある意味ミニジャングルです。トゲが刺さって痛いし虫の様な物体が
手足にくっ付くし・・・

まぁそんなこんなでトンネルージャングルの繰り返しで進んで行きます


と! ココでちょっとしたトラブルが・・・
ハチさんの行く先に直径20cm程の丸太が有ります。
誰かが「ジャンプっ!!」等とハチさんを煽ると
もうココはサービス精神旺盛なハチさんですから、ジャンプするしかないです
どりゃ!と前輪を持ち上げ、
2人のギャラリーがおぉ!と思った瞬間
何故かハチさん1回転して後頭部から地面にズシャ!(汗) ココだけの話、私ハチさんもうダメだと思いました。
頭から落ちた様に見えたんで、この後ダラダラと血が流れ出し・・・・
なんて思った瞬間
流石ハチさんです。ニコニコしながら起き上がってきました。
・・・・(汗)
この笑顔を見た瞬間、心配は消え失せムービーで撮るからもう一度やってくれ!
とか何とか・・・まぁでもホントに写真すら無いのが悔やまれます


と言う事で出発です。
長〜いトンネルを抜けると、何やら人影が見えます。
しかもトンネルの終わりにはロープが張ってあります・・・・・・まさか(汗)

私達がロープを跨いでトンネルから出るかどうかってタイミングで
オヤヂ2人が詰め寄ります(汗)

【その時のやり取り】

オヤヂA) 食べていた鮭オニギリを口から飛ばしながら
オメェらどっから来た!(食べていた鮭オニギリを口から飛ばしながら)

K) 上からだす!

オヤヂB) 当たり前だ!(`−´)

オヤヂB) 〇〇から来たのか?

た) いや、地名言われてもワカランだす

オヤヂA) このトンネルは国の指定文化財なんだぞ!

3人) 知らんかった・・・(-_-;)

オヤヂA) 知らなかったじゃねぇよ!書いてあったろうが!

3人) 書いてなかった・・・

オヤヂA) 兎に角ココから下りて国道で帰れ!

K) じゃぁ自転車押していくだす!

オヤヂA) 駄目だ!乗り入れ禁止だ!

K) いや、押して行きます!

オヤヂA) 駄目だ!

K) いや、押して行きます!

オヤヂA) そんな事言ってると(携帯を取り出しながら)呼ぶぞ!

どうやら警察を呼ぼうとしているらしい・・・(汗)

オヤヂA) この前も態度悪い奴が居て、2日間入れられたんだからな

八) ココは大人しく引き下がった方がいいよ!

3人) すいませんでした。ココから下ります。

オヤヂ2人はまだ何か言いたい様子だが帰してくれました。

どうやらココから先は遊歩道になってるらしく、メインイベントで有った
メガネ橋を渡ると言う事は実現出来ずに終わりました。


仕方なく階段を自転車押して下りましたが、私達の気持ちなんて知る由も無い
ツアーの酔っ払いオヤヂ達が声を掛けて来ます。

「マウンテンバイクなんだから乗って下りろ〜」
「そうだそうだ!」
「お!その自転車何処で買ってきたの?」
「カインズで買ったのけ?」

ちょっと笑わせてもらいました。


まぁ兎に角国道に出て、悔しい気持ちで橋をバックに記念撮影だけでも・・・

で、懲りない面々は次の遊歩道入り口へ到着(^_^;)
禁止事項の看板を見ると・・・

自転車乗り入れ禁止
K)ん〜乗り入れねぇ・・・じゃぁ押して行こう!

と言う事で半ば強引に遊歩道へ復帰しました。

勿論そこからゴール地点までは一度もサドルに腰掛ける事無く延々と自転車を押して歩きました。
これなら何か言われても何とかなると思って・・・

と、本当に延々自転車を押して歩きました。

まぁ遊歩道ですから今まで来た道とは大違いで歩きやすいのですが、
何かつまらないですね。舗装路を歩くなんて・・・

舗装路と言ってもココは元線路です。
一応レールがちょっとだけ残ってます。

しかしこれがまた何かイマイチ感バリバリです。
どうせなら丸ごと残して別に遊歩道を作ればいいのにって感じです。


歩いていると何やら建物が見えてきました。

これは

国指定重要文化財 碓氷峠鉄道施設 変電所 (旧丸山変電所)

と言うものでした。聞く所によると、以前はこの建物、窓もバリバリ
壁もボロボロ、屋根もハゲハゲだったらしいのですが、修復してるみたいです
何か元のボロボロ状態のが雰囲気が有っていい気がするんだけど・・・


で、またてくてく歩きやっとの事で遊歩道が終わり、
水を得た魚の如く走り、横川駅に到着しました。

<第1部 〜完〜>